現在日曜日の夕方5時。プレッツェルの楽しい週末もそろそろ終わりです。
先々週後半から我が家を風邪の嵐が駆け抜け、家族が次々にダウン。出掛けることも出来ず、家の中でもソロリソロリと生活していました。
そして家族も大分元気になった週末。プレッツェルはたくさん色々なところに連れて行ってもらい、ストレス発散出来たようです。
さて先日こんな動画をアップしました。
たまに日本に住んでいる友人に、しつけは日本語?英語?と聞かれます。上の動画でも分かるように我が家はコマンド(指示)は英語です。もちろん英語は得意ではないので日常生活は日本語。コマンドのみ英語です
もともとは日本語のコマンドでしつけをしようと思っていました。しかしよくよく考えると、アメリカに住んでいる場合、英語のコマンドが必要な場面が多々あることに気づきました。
アメリカでペットを飼う際に、英語のコマンドが必要な場面
ペットホテルを利用する場合
あまり考えたくはないのですが、日本に住んでいる身内に不幸があった場合などは、日本に一時帰国しなければなりません。その時プレッツェルはペットホテルに預けることになります。ビビリに耐えられるのであろうか…
ペットホテルのスタッフさんはもちろんアメリカ人。コマンドは英語なので英語のコマンドを理解していないと困ります。
アメリカにはペットホテルではなく、個人でワンちゃんを預かってくれるグループがたくさんあります。そのグループに所属すると、自分が休暇で長期間家を空けるときにワンちゃんを預かってくれます。またグループの他のメンバーが家を空ける際は、自分が預かったりします。みんなで協力してペットのお世話をするというものです。
このシステムは昔住んでいたヨーロッパにもありました
動物病院・ドッグサロン・ドッグクラスを利用する場合
ドッグクラスではトレーナーさんはもちろんアメリカ人、クラスの参加者もアメリカ人です。そしてドッグクラスでのトレーニングのコマンドは英語です。
ドッグクラスでは英語でトレーニングするけど、家では日本語でトレーニングする、というパターンをたまに見かけます。まれにバイリンガルのワンちゃんもいる ですがプレッツェルが混乱するかなと思い、我が家は行っていません。
そして動物病院。動物病院の先生ももちろんアメリカ人です。特にプレッツェルは極度のビビリなので、動物病院が苦手です。小さい頃からお世話になっている病院の先生は、プレッツェルの性格を存分に理解してくれているので、診察中はたくさんプレッツェルに声がけしてくれます。そしてめちゃくちゃファンキーでおしゃべり
プレッツェルが安心する声がけ(Good BoyやOKなど)を理解出来ると、プレッツェルが不安になった時も安心です。
散歩中出会う人とコミュニケーションをとる場合
アメリカは散歩中に本当によく話しかけられます。プレッツェルがパピーだった頃、散歩中にイカツイお兄さんが怖い顔をして車から降りてきて来ました。なんだ⁉︎こんな真っ昼間から強盗か⁉︎と身構えた瞬間、「かわいいな〜♩パピーちゃんだよね!何ヶ月?」と、それはもうマシュマロみたいなフワンフワンの笑顔で話しかけられましたwわざわざ車から降りてまでw
散歩中に立ち話になった際、たまにプレッツェルに「おやつあげて良い?」と言ってくれる人がいます。その際、相手がプレッツェルにコマンドを出すので(シット:お座り、ダウン:伏せ、など)英語のコマンドが分からないとおやつがもらえませんw
危機的状況で第三者に助けてもらう場合
稀な状況だとは思いますが、プレッツェルが危険な状況に陥り、アメリカ人に助けてもらう場合です。具体的には、主の目を盗んで脱走し道路に飛び出した際、その場に居合わせたアメリカ人が「No!」や「Wait!」とコマンドを出してくれるかもしれません。この時英語のコマンドが分からなければ、プレッツェルはそのまま道路に突っ走ってしまい、大怪我に発展する可能性があります。
使用している英語のコマンド
そうは言えども全てが英語ではありません。「ご飯」や「散歩」は日本語です。我が家で使用している英語のコマンドは以下です。
- シット:おすわり
- ダウン:伏せ
- ウェイト(ステイ):待て
- ノー:だめ
- ヒール:つけ
- フリー:よし
- カム:来い
- リリース:放せ
- オン ユア ベッド:自分のベッドへ行け
- フィッチ:取ってこい
- ハンド:お手
- ハイファイブ:ハイタッチ
- アップ:上がれ
- オフ:下りろ
後はコマンドとはすこし違いますが、Good Boy(良い子)、Good Job(よく出来ました)、OK(大丈夫)なども使います。
まとめ:しつけの言語は何が良いのか考えてみた
以前ワンちゃんには英語でコマンドを出す方が良い、という記事を読んだことがあります。英語の方が言い回しが複雑ではないので、犬が混乱しないという記事でした。
例えば「Come」。英語は「Come」のみですが、日本語だと「来い」、「おいで」、「いらっしゃい」、「こっち」などたくさん言い回しがあるからです(ちなみに盲導犬も同じ理由で英語でトレーニングされています。参考:日本盲導犬協会)。
記事の言ってることはぐうの音も出ないほどド正論でした。正論なんですが、これより動物病院で先生が使う言語や、ペットホテルのスタッフさんが使う言語に重きを置いた方が良いと思います。この記事のド正論より、先生の指示に従えない・スタッフの言っている意味が分からないというデメリットの方が上回ると思うのです。
主的に考えた結果、しつけの言語はワンちゃんが暮らす国の言語が一番良いと思います。日本に住んでいるなら日本語、アメリカに住んでいるなら英語、フランスに住んでいるならフランス語。主が日本に住んでいたら、確実に日本語のコマンドでトレーニングしていたと思います。
ただ、いつかその国を離れる予定が既に決まっているならば、定住する国の言語が良いです。我が家はアメリカに移住したので、英語のコマンドです。
もし次の定住先が決まっていない場合。具体的に例えると、日本人だけど今はフランスに住んでいる、2年後には引っ越す予定だが、どこに行くかは分からない、という場合などです。そんなレアな状況の場合は英語がお勧めです。
最悪ヨーロッパのフランス語圏ではないところに引っ越すことになったとしても、英語なら何とかなります。なぜならヨーロッパに住んでいた時、英語のコマンドを使っている人は結構いたからです。そもそもヨーロッパ圏の若者は英語を話せる また日本でも最近は英語でコマンドを出す飼い主さんも増えて来ているので、不便ではありますが引っ越し先が日本でもどうにかなります。
色々な側面から考えて、我が家はコマンドを英語にしました。でもこれを言ったらおしまいですが、最終的には飼い主さんの好みのような気もします。これだけ長々と書いておいてw
何語であろうと、飼い主のコマンドでワンちゃんが従ってくれれば良い。長々書いておいて、そんな風に思う主なのでした。
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